長年の構想に終止符!!!もう蚊に刺される事はありません!
蚊界の代表群による立案から施行まで10年以上かかった蚊取り線香禁止法案ですが、2040年10月30日、ついに施行となりました。
蚊界と人間界の代表が妥協点を探り、やっと平和的に解決して行けそうですね。
人蚊戦争の歴史はとっても長いです。
何千年にも渡り、蚊界と人間界の抗争が続いてきました。
蚊は人間(動物)を刺す事で血を吸い生き延びますが、人間にとって蚊はなんのメリットもない事から
2020年生物史上最大の大虐殺事件が起こってしまいました。
蚊取り線香デー(7月25日)が世界で国民の休日となり、その日に一斉に蚊取り線香を焚きました。
その結果、蚊の数は約半分減り、蚊界にとっては大打撃に。
しかし、蚊界も黙っていません。
2022年には、未知のウィルスミサイルを搭載した蚊を配備し、逆襲します。
その結果、人間界では未知のウィルス「アメンボ」が大流行しました。
その後、人間は蚊取り線香、蚊は未知のウィルスと、お互いが最終兵器を持つこととなり、
どちらも手を出せない冷戦状態が10年間続きました。
2030年一月、蚊界で「ペレストライカー」と言われるクーデターが発生し、
「カトリーヌ」氏が大統領になったことにより、
2030年6月蚊の代表から和解案を打診されました。
人間界からは「百歩譲って刺してもいいが、かゆくしないでほしい!」と言う意見が多く、
その意見も踏まえて、交渉が行われ、2038年法案が成立。
2040年ついに施行されました。
今回施行された法案は下記となります。
1、人間は年間で500リットルの血を蚊に提供する事(蚊の為献血法案)
2、蚊は生まれた際に針を丸く加工する事(蚊の針施術処理法)
3、蚊は人間が寝ている時に近づいてはならない。(蚊音停止令)
4、やむなく人間を刺す際は、蚊は針にあらかじめムヒを塗っておくこと。(かゆみ禁止法)
以上の内容になります。
最後に
この法案に尽力した、蚊界の元大統領 故カトリーヌ氏の一言で終わりたいと思います。
[未来の蚊 2040年]